
企業研究を行っていると必ず、「将来性をみよう」といわれますが企業研究はじめたばかりだと、何をどうすればいいかわかりませんよね。
私も実際にそうでした。
そこで将来性について就活を経験し、就職してからの経験によりここを調べておけばよかった、そう思ったことを述べていきます。
目次は以下のようになっています。
将来性とは
そもそも将来性というのは
- その会社に成長の余地があるか
- 在職中しっかりボーナスをもらえるか
- 自分が定年するまで倒産することはなさそうか
ということを予想するために、しっかりと調べる事が重要です。
ではどうやって予想していくのか。
私は以下の4つの事柄から、会社の将来性をある程度予想できると考えています。
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その会社の手がけている分野で
- 国内シェア上位2社&国内シェア40%以上
- 世界シェア上位3社&世界シェア30%以上
であれば、安定した需要が見込めるであろうことから安全であるといえます。
またニッチな分野で、市場が大きくない場合は上記の条件に当てはまらず、
- 国内シェア1位&国内シェア60%以上
- 世界シェア上位2社&世界シェア50%以上
である会社を狙った方が安全です。
ただし、将来市場の拡大が大きく期待できる場合のみ、条件を緩くして考えるのも大丈夫です。
今思いつくとすると、日本はキャッシュレス社会を目指している事から、その関連会社を狙ってみるのもいいかもしれませんね。
創業年数
企業が創業してから、30年後まで生き残っている確率を知っていますか?
以下に節目ごとの創立30年まで、企業が生き残る確率を書いてみました。
- 1年:40%
- 5年:15%
- 10年:6%
- 20年:0.3%
- 30年:0.02%
なんと20年以降生100社に1社残るかわからなくなり、30年となると5000社に1社という確率になります。
会社というのは好景気と不景気を繰り返すもので、創業年数が長い会社ほど不景気を乗り越えてきたという証明になります。
そのため不景気を乗り切る体力(社内留保などの蓄え)・方法がノウハウとして会社にあり、創業年数が長いほど自分が就職した後も倒産する確率は低いだろうという安心感があります。
私の勤める会社は数年前に創立70周年を迎えました。
しかしその裏では、数十年前に倒産の危機に陥ったり、リーマンショックも乗り越えて今も存続しています。
ではどのくらいの創業年数を目安にすれば良いのか?
私個人の感覚として、かなりの安全をとるなら50年以上が望ましいのかなと思います。
なぜなら中小企業白書2014 P182,P199より、年間の起業件数は約20万件のうち会社化したものが24%とあります。
これより年間の法人の起業件数は大よそ5万社と計算され、先ほどの確率を考えるとそのうち10社が30年後も生き残っている事になります。
それから更に20年生き残る会社となると、その10社の内1者程度になるだろうと思います。
5万社の中から生き残ることの出来る会社、そう考えるとなんとなくこれからも大丈夫そうだと思えませんか?
とはいえ、あくまで私の感覚の話のため創業年数の基準は、各々納得できる年数で考えてくださいね。
参考記事
*1「中小企業白書2014」
従業員数
将来が安定しているのはやはり大企業ですが、大企業であることの定義に従業員数が関わってきます。
以下に中小企業基本法第二条*1より、大企業の定義の引用を載せて起きます。
資本金の額又は出資の総額が3億円を越え、かつ常時使用する従業員の数が300人を越える会社及び個人であつて、製造業、建設業、運輸業その他の業種(次号から第四号までに掲げる業種を除く)に属する事業を主たる事業として営むもの
資本金の額又は出資の総額が1億円を越え、かつ常時使用する従業員の数が100人を越える会社及び個人であつて、卸売業に属する事業を主たる事業として営むもの
資本金の額又は出資の総額が5000万円を越え、かつ常時使用する従業員の数が100人を越える会社及び個人であつて、サービス業に属する事業を主たる事業として営むもの
資本金の額又は出資の総額が5000万円を越え、かつ常時使用する従業員の数が50人を越える会社及び個人であつて、小売業に属する事業を主たる事業として営むもの
大企業の定義を乗せておいてなんなのですが、実際のところ先ほど私が述べた創業年数の基準である、50年を超えている企業は大企業の条件を満たしている場合が多いです。
ただ私の勤務先は、従業員数は500名を超え大企業の条件を満たしているが、資本金が満たしていないため中小企業扱いでありそういう企業もあることを覚えておいてください。
以上のことから従業員数は、将来性を考える上で目安にできる項目であるが、創業年数などで判断する方が優先度が高いといえます。
参考記事
*1「中小企業基本法 」
信頼性
どんな職種であれ、お客様に商品を買ってもらって初めて利益が生まれ、それにより従業員に給与が支払われます。
そのため、お客様からの信頼の高い会社であることは将来性を考える上で、非常に重要な要素であることがわかるかと思います。
ではどんなところで信頼されているのか判断するのか、私の会社を例に挙げて説明したいと思います。
私の会社は、BtoBの印刷機械を一機一機オーダーメイドで製造しており、営業・設計・製造・納入まで全て自社で行っています。
部品も製造機種により変動しますが、6~7割自社で製造しており、残りの部品は市販品に追加工を行い製品に使用しています。
これらによって、私の会社はお客様の細かな要望にしっかりと対応できるほか、修理などの依頼も迅速な対応が可能となっており、業界内では非常に信頼されている会社となっています。
今回は一貫生産を行っていることが、信頼されている事に繋がると述べましたが、ほかにも色々と信頼に繋がる取り組みはあります。
たとえば
- 営業が24時間対応で対応が非常に丁寧
- 全国各地に多くの支点があり対応が迅速
- お客様のニーズに合せた幅広い商品ラインナップ
などあります。
実際にあなたが顧客目線に立ち、その会社の商品を購入・利用したいと思うか考えてみるのが、信頼度の高い会社を選ぶコツです。
これらの取り組み・強みは、企業ホームページの企業理念などに書いている場合が多いため、確認してみましょう。
面接の際に聞くのは印象が悪いためタブーですが、インターンシップ・社員面談・採用担当者とのメールでは、生の声が聞けるため積極的に聞いていきましょう。
ES・履歴書
将来性はみなさんがESを書く際にも、かなり重要な役目をもってきます。
ESでは貴方が、会社のどこに惹かれ入社したいと思ったか、それを「非常に具体的にわかりやすく」書いているかが見られます。
たとえば私がホ○ダに入社したいと思った場合、
車業界におけるホンダの強み・将来性 →開発費が他社に比べ多く、エンジンが非常に優れたクラリティのように将来を見据えた車の開発も行っている。
*これは個人の一意見です。
といった事を踏まえつつ、購入の敷居の高さというクラリティの欠点を、どう改善すればいいのか自分なりの意見・エンジンの更にどの部分に魅力を感じたのか、などを掘り下げつつ、ESを書くことになると思います。
特に今回はエンジンについて触れましたが、たとえばマーケティング力・力学観点からのデザイン性・NBOX、NWGN、FREEDなど時代のニーズを見る力など、記述するネタはなんでもいいです。
とにかく何かしらのことを深く掘り下げ、そこに将来性を踏まえ書くことが出来れば、他の人と差をつけることが可能です。
もし需要がありそうなら、ESの書き方についても記事を書いてみようかと思います。
オマケ(お役立ち)情報
ここまで読んでくださったあなた限定で、就活に関しては直接関係ありませんが、お役に立てる事をお教えしたいと思います。
就活は交通費や宿泊費など、なにかとお金は必要になってきますよね。
かくいうわたしも、当時資金面で非常に苦労した記憶があります。
そこで、私と同じような状況の就活生を支援するため、【即日誰でも無料で10万円を稼ぐ方法】をお教えしようと思いました。
興味のある方は以下の記事をご覧ください。
紹介している手法ですが、行政機関公認の企業による報酬を利用するため、合法な手法での稼ぎ方となりますのでご安心ください。
コチラで入手した資金を有効活用し、就活に役立てていただければ幸いです。
まとめ
- 将来性を見るのは定年まで働くのを見据えるのに重要
- 将来性は業界シェア・創業年数・従業員数・信頼性で判断しよう
- ESや履歴書を書くのに将来性をいれるのが○
本記事はいかがだったでしょうか?
企業研究の際に将来性をどのように考えるか、そのやり方をつかむ手がかりとなれて居れば幸いです。
また私が就活・企業研究をするうえで、大切だと思うことを以下の記事にまとめました。
他にも大事だと思うことがありますが、実際に就職してから特に最低限知っておいた方がいい、と思ったことを選びました。
これらの記事が有用だと感じたら、是非他の記事もご覧になってみてください。
こちらの記事では優良企業をまとめたサイトの紹介と、私のしっている優良企業の一部の紹介を行っています。
以下の記事は他の公務員はどうなっているのか、こちらも友人たちに実際に聞いた話を元に作成した記事です。
興味のある職種がありましたら、ご覧になって見てください
それでは記事はこれにて。みなさんのよい就活ライフをお祈りしています。
あでゅー!