
公務員といっても数多くの種類がありますよね。
今回はそんな中でも「一般職国土交通技官」と呼ばれる職種について、説明をしていきたいと思います。
また、私の友達の一般職国土交通技官の話を聞けたので、実際の待遇を踏まえて書いていきたいと思います
目次は以下のようになっています。
一般職国土交通技官とは
業務内容
地域や地域住民の生活に密着したローカルな仕事と、看板などの外国語表記や外国人観光客の誘致を目的としたグローバルな仕事の2つを主軸としています。
ローカルな仕事とは具体的にいうと、公共施設の機械設備の管理・地域の環境保全などといったことを行っています。
基本的にデスクワークがメインですが、環境保全のための現地調査を行わなければいけない場合もあり、天気が悪くても現地に赴かなければならないこともあります。
待遇
リクナビ(2018年度版)から参考としてデータを使わせていただきました。
初任給・賞与
- 総合職(院卒)試験合格者 初任給例:月給260,780円
- 総合職(大卒程度)試験合格者 初任給例:月給228,740円
- 一般職(大卒程度)試験合格者 初任給例:月給221,940円
- 年2回で計約4.4月分(6月30日・12月10日支給)
- 地域手当など有(上記給与は手当含む)
福利厚生
- 社会保険完備
- 健康診断
- 診療所
- 公務員宿舎
ここで私の個人的意見として、実家勤務などでない限り住宅に関する補助制度の有無が、就職するうえでもっとも重要な要素だと感じています。
理由としては、補助制度がなければ多少の初任給の優位性はなくなり、自由に使えるお金が目に見えてすくなくなるためです。
年間休日・平均有給取得日数
- 年間休日:120~125日(自治体により変動)
- 平均有給取得日数:13.6日(2016年度実績)
職に就くまで
国土交通省職員になるためには、国家公務員試験に合格した後、希望している勤務地の官庁訪問(人事面接)を通過する必要があります。
試験内容は総合職と一般職で多少違いがあり、総合職の場合はさらに院卒と大卒で若干違います。
それぞれ以下のようになっています。*1
総合職
☑院卒
- 第一次試験:基礎能力試験(多肢選択式)、専門試験(多肢選択式)
- 第二次試験:専門試験(記述式)、政策課題討議試験、人物試験
- 英語試験
☑大卒
- 第一次試験:基礎能力試験(多肢選択式)、専門試験(多肢選択式)
- 第二次試験:専門試験(記述式)、政策論文試験、人物試験
- 英語試験
一般職
- 第一次試験:基礎能力試験( 多肢選択式)、専門試験( 多肢選択式)、一般論文試験
- 第二次試験:人物試験
参考記事
*1「内閣人事局HP 国家公務員 create guide」
倍率
倍率は公に後悔されていませんが、聞いたところによると地方の場合は大体5~10倍程度であると言った話を聞きます。
ただし、元々の採用人数が少ないこともあり、その年の採用人数によって倍率が大きく変わるため、あまりあてにしない方がいいでしょう。
友人の話では、基本的に地方勤務希望で面接まで進んだ場合、よっぽど余計なことを口走らなければ採用される、とのことでした。
それによってもともとの採用予定人数より、大目に採用することもあるそうなので倍率を気にするよりは、自分の実力と本番で実力を十分に発揮できる胆力を鍛える方がよさそうです。
友人の語る実情(北海道)
待遇
項目 | 詳細 |
初任給 | 18万円 |
ボーナス | 33万円×2(初回のみ9万) |
社宅・独身寮 | どちらもある |
残業時間 | 部署による(0~60時間) |
残業代の支払い | あり(1時間単位) |
休日出勤 | ほぼなし(あっても代休はもらえる) |
倍率 | 忘れた |
リクナビに記載されているように、初任給は手当が考慮されなくなるため下がっているのに注意しましょう。
その他情報については、おおむね前述した情報の通りだといえます。
業務内容など実情
仕事内容は主にデスクワークで、基本的には1日中パソコンに向かって、データの打ち込みを行いデータの整理を行っているそうです。
ただ、たまに決壊した橋などを確認するため、先輩職員と共に現地に赴いたといったことが何度かあるそうです。
また彼の勤務先は全体を平均しても比較的忙しくない方で、東京の総合職に行った場合死ぬほど忙しいそうです。
そのため東急での勤務を目指している方は、それ相応の覚悟を決めてから望みましょう。
加えて、誰にでも勤務先の移動の可能性があるそうですが、本州勤務の職員は本州内で広く移動があるのに対して、北海道内の移動に限定されているといったメリットがあるようです。
企業と比べたメリット
公務員になるためには、公務員試験を突破しなければならないといったデメリットもあるのですが、それ以上にメリットも多いです。
リーマンショックから時が経ち、景気も反転し始めてきたことにより、公務員になるメリットはあまりないと言われてきていますが、本当にそうなのか今一度考えてみましょう。
絶対的安定性
公務員全般に言えることが一般企業とくらべ、倒産・リストラのリスクがなく、非常に将来設計を行いやすいというメリットがあります。
またボーナスに関しても、業績などによって左右されることが無いため、ボーナスを含めた様々なローンを組みやすいです。
加えて年齢が上がり結婚したりしていくと、扶養手当がついたりと一般企業よりも、非常に広く手厚い手当を受けることが可能となります。
昇給額が大きい
行政職俸給表*1を元に解説いたします。
以下に行政職俸給表の一部を、参考として画像として載せています。
縦軸が昇給による基本給、横軸が役職に就いた昇格による基本給となります。
大卒での国家公務員の初任給は、地方によって差がある場合がありますが、1級25号で170,200円スタートの場合が多いです。
よっぽど評価が悪くなければ4号昇給することになるのですが、4号昇給すると1級29号176,800円となり、6,600円昇給することになります。 ただし初年度は、3号昇給となる場合が多いです。
また昇格によって昇給額が上がる場合は、ただ単純に横にスライドするわけでなく、1~2万円の昇給額に収まるようになっている場合が多いです。
一般的な中小企業における昇給額は、だいたい2000~3000円であることを考えると、非常に昇給額が大きいということが分かるかと思います。
そのため公務員は、就職後数年は一般企業よりも基本給は少ないですが、後々になってくると諸手当を含め大企業と遜色ないほど、基本給が高くなるという特徴があります。
参考記事
*1「行政職俸給表」
オマケ(お役立ち)情報
ここまで読んでくださったあなた限定で、就活に関しては直接関係ありませんが、お役に立てる事をお教えしたいと思います。
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最後に
いかがだったでしょうか?
一般職国土交通技官の業務内容や、公務員の意外と知られていない昇給額のメリットについて、伝えることができていれば幸いです。
いろいろとメリットのある公務員ですが、注意点として仮に試験に落ちた後の滑り止めを考えておかないと、就職浪人になる可能性がある、というデメリットもあります。
そのため、一般企業に勤める際の就活・企業研究をするうえで大切だと思うことを、以下の記事にまとめているので、是非ご覧になって見てください。
他にも大事だと思うことがありますが、実際に就職してから特に最低限知っておいた方がいい、と思ったことを選びました。
これらの記事が有用だと感じたら、是非他の記事もご覧になってみてください。
こちらの記事では優良企業をまとめたサイトの紹介と、私のしっている優良企業の一部の紹介を行っています。
以下の記事は他の公務員はどうなっているのか、こちらも友人たちに実際に聞いた話を元に作成した記事です。
興味のある職種がありましたら、ご覧になって見てください
それでは記事はこれにて。みなさんのよい就活ライフをお祈りしています。
あでゅー!